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起承転結って何?

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はじめに

私は漫画や小説などの物語が大好きでよく読んでいます。

 

その物語の中で、起承転結というものがあるということはなんとなく知ってはいました。

ですが、具体的にどんなものなのかを理解できてはいなかったので、自分なりに調べてまとめていこうと思います!

 

起承転結とは?

まずは起承転結とは何なのか?をざっくりと紹介していきますね。

 

そもそも起承転結という言葉は中国の漢詩の絶句が起源となっているそうです。

 

漢詩の絶句は、①起句 ②承句 ③転句 ④結句の4行で構成されています。

 

その中国の絶句が起源の起承転結が、日本においてはストーリー構成を区分するために使われるようになりました。

 

起承転結を役割ごとに説明すると、

 

  • →物語の導入部分。世界観や登場人物を説明する。

 

  • →物語の発展部分。起で説明した内容から発展して物語が動き出す。

 

  • →物語の転換部分。これまでの物語に大きな変化が起こり、結に向けて物語が加速していく。

 

  • →物語の終結部分。転で大きく変化した物語をまとめて、締めくくる。いわゆるオチのこと。

 

ざっくりとこんな役割を担っているそうです。

 

大体イメージ通りで、言葉通りですよね。

ただ承の部分がフワッとしていたので、実際に調べて理解が深まりました。

 

序破急

起承転結を調べていくと、序破急というワードもセットで出てきました。

新世紀エヴァンゲリオンの劇場版のタイトルに使われているので、言葉は見聞きしている人も多いと思います。

そんな序破急についてもざっくりまとめていきます!

 

序破急は起承転結と違う起源で生まれた言葉です。

雅楽舞楽から出た概念で、日本の古典芸能である能の基本理念だそうです。

 

起源は違っても、物語を構成する役割を示す言葉という意味では起承転結とそんなに変わらないかと思います。

序破急の役割は、

 

  • →物語の導入部分。起承転結の「起」に当たる

 

  • →物語の展開・転換部分。起承転結の「承転」に当たる

 

  • →物語の終結部分。起承転結の「結」に当たる

 

このようになっています。

役割は起承転結と変わらないですが、注目して欲しいのは、「破」の部分です。

起承転結の「承」と「転」が一緒にまとめた役割を担っています。

 

このことから、序破急は起承転結に比べて物語のスピード感や短いインパクトを与える際に適していると考えられます。

 

おわりに

これまで起承転結と序破急という言葉と物語にもたらす役割を調べてきました。

 

調べてみると、起承転結は長編の物語やじっくりと物語を構成する際に向いている感じがします。

一方で、序破急は中短編の物語やスピード感のある文章、伝えたいメッセージを明確にしたいときに向いている感じがします。

 

全ての物語にこれらの起承転結や序破急が当てはまるわけではないです。

結末から始まる物語もあると思いますし。

ただ読者として物語を読み進めていく上で、このようなことを頭の片隅に入れているとより楽しめるのではないかと思います!